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テツの多言語習得への道のり(その二:6−13才)

2010年2月18日木曜日

この6才から13才の間に、僕の両親は自分の多言語習得のために、2つの壮大な計画を実行し始めてくれた。


日本で自然に日本語を身につける

その一つ目は、6才位のときから、夏は日本のおばあちゃんのところに送り始めてくれた。それ以前にも数回日本に遊びにきた事はあったけど、この年からは、毎年の夏休みは日本で過ごすようになった。そして、年によっては、クリスマスのときも日本で過ごさせてもらえた。毎年日本で過ごすのは、数週間から数ヶ月だったけど、24時間日本語漬けになれたことによって、僕は自然に普通の「日本の子供」みたいになっていた。おかげさまで、今でもたびたび「ガセ外人」と呼ばれます。



また、今でもそうですが、僕はテレビっ子です。勿論日本に来て、日本語でテレビを見れば、日本語が上達することは誰でも分かる。でも、もっと間接的にプラスになるものもある。例えば、僕は毎朝、当日のテレ番を熟読していた。難しい漢字もいっぱいあった。他にも、ドラえもんから、稲中卓球部、シティーハンターまで、ありとあらゆる漫画を読んだよ。知らず知らずに言語を吸収出来るって、すばらしいことでしょう?

でも、まだあるよ。当時の普通の日本の子供と言えば、ファミコンが大好き。僕は近所の友達に雅人君という子がいて、いつも朝から晩まで、彼の家で「高橋名人の冒険島」をやっていた。あのナスビーにやられるのが悔しかったな〜!当たり前だけど、彼はゲームと友情だけでなく、日本語の知識も提供してくれた。

まだあるよ。もう一つ僕が熱狂的に好きなものがある。それはラジコンカーです。一番最初に買ってもらったやつは、タミヤのブーメランだった。確か4万円位だった。子供の玩具にしては、一見高価なものでしょう?でも、僕の親はそう思わなかった。その後、僕は何台ものラジコンカーを組み立てる事になる。中には、勿論自分の車が含まれるが、ほとんどが友人の車を組み立てるお手伝いだった。また、僕は毎日のように、東大の正門前にあったおばあちゃんの家から自転車で秋葉原まで、改造するための部品などを買いに行ってた。いずれにせよ、車を最初から組み立てるにしても、色んな部品をつけてパワーアップするにしても、必ず日本語の説明書を読まなければならなかった。でも、楽しいものを読むときは、集中するし、全然苦じゃないでしょう!勿論、そのおかげで、相当日本語は上達した。ここで、質問です。あなたが、同じ4万円位で、一体NOVAとかで何時間分の授業を買えますか?また、僕が説明書を読むときと同じレベルのパッションと集中力で、教材を読めますか?勉強できますか?この視点からものを見るとそう高いと思わなくなるでしょう?あとね、今でも、カナダのお家の本棚の上に、僕が組み立てた車がきれいに飾ってあるよ。勿論、僕が最強なマシーンに改造したブーメランも。

また後日、記事にしますが、僕は数年前から日本で仕事しています。今思い出せば、あの時東京で過ごしていた時間は、僕が日本の社会に溶け込めた最大の理由だと思う。


台湾にいながら、幼稚園・小学校はアメリカンスクール

さて、お話を二つ目の計画に移しましょうか。それは、普通の台湾の幼稚園からアメリカンスクールに転校した事です。僕の両親は、本当に世界で活躍するには、子供のときから英語を身につけるべきだと思い、 周囲からの反対を押し通して、僕に莫大な学費をかけた。今思えば、転校する前に僕が気にかけていたのは、勿論学費とかではなく、お友達たちが北京語を話せるかどうかだった。子供なりに、ずいぶん不安だった。

そして、 恐れていた日がついにやって来た。新しい学校での 一日目。いまでも、父に送ってもらった事を鮮明に覚えている。当時の父は、いつもの通り、時間を守れずに、僕は初日から遅刻。扉を開いて、教室の中に入ったとき、みんなは既にワイワイ騒ぎながら、遊んでいた。そして、よくよく聞いてみると、確かに誰も中国語を喋っていなかった。。。ハァ〜。最悪。いや〜、不思議な世界に入り込んだみたい。まるで、台詞と唇が完全に一致している洋画を観ていたようだった。

こんなところを早く脱出しなければ、僕は気が狂っちゃう!。。。な〜んて思っていたそのときだった。金髪少女である彼女の名前はレイチェル。一瞬にして、僕の恐怖心は好奇心に一変(文脈から「好奇心」でいいのかな。。。まあ、いいや。)。おっ、何か言って来てるぞ!でも、何で宇宙語なのぉ〜、とさっぱり分からなかったことしか覚えてない。。。でも、心の中では、大丈夫!とモテモテなイケメンになった気分だった!あの不安は何だったんだろうか。(でも、気になるな。。。レイチェルは何を言ったんだろう?)

ということで、僕はこの素晴らしい学校で7年を過ごし、6年生を無事卒業することによって、英語を第一言語として、身につけた。勿論、英語以外にも、その学校で一緒に幼少時代を共に過ごした友人達からも本当にいい影響を受けた。そして、最も凄い事は、約2年前から当時の友達のほとんどをFacebookで見つけた!もう、本当にFacebookには、感謝感激だよ!

僕は台湾で13才の誕生日を祝い、次のチャレンジへ向かうことになる。カナダ、ケベック州。

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9 comments:

Uncle Polyglot さんのコメント...

テツさんは小学校がアメリカン・スクールだったのですね。

周りのみんなが英語を喋っている中に飛び込んでいくのは、本当に大変だったと思います。でもそれを乗り越えられたのがえらいです!

また、テツさんの幼少の頃の日本語環境に関する記述も、興味を持って読ませていただきました。

確かに、ファミコンとかプラモデルとかって、僕達の世代は夢中で遊んでましたよね!

でも、そこで子供達が大量の日本語に接するということは、今まで考えたことがありませんでした。

ちなみに僕は本を読むのが大嫌いな子供だったので、とにかくテレビっ子で、小学生の時はテレビばかり見ていたんですよ。

これからの記事も、楽しみにしております!!!

Tetsu さんのコメント...

ホンマにすぐ見てくれてありがとうございます!
m(_ _)m

勿論ファミコンや、プラモデルとかやっていたときは、全然勉強をしてたなんて思っていなかったさ。でも、Uncle Polyglotさんの考え方とかと凄く近いと思う。特にテレビっ子で、本読みが嫌いなとことか!

いや〜、僕も本は未だに苦手です。子供のときは全くという程、読まなかった。教科書や、説明書なんて、「Motivation」が無ければ、絶対に読むもんか!しかし、今の歳になって、やっと最近は本の楽しさを理解して、読みまくっている。しかし、裏には「motivation」が無いとやっぱり読まないけどね。勿論、人によっては、小説を「楽しむ」というのも、立派な[motivation]だけど、僕はそう言う楽しみは、テレビでいいかな?えへへ。

僕が読む本は大抵、「投資」、「キャリア」、「インターネット」とかだね。最近、めちゃめちゃよかったのは「The 4-Hour Workweek」by Tim Ferris。

Rachel さんのコメント...

I don't remember what I said either! LOL!

Tetsu さんのコメント...

LOL! I'm so glad that you commented!! I was sure someone was gonna tease me about Kimberly!! ;)

I am Mattimus. さんのコメント...

Get to the how-to part!

...just kidding. Sort of. :)

Your parents are evil geniuses. Lucky!

Tetsu さんのコメント...

ha ha ha.... it's very flattering Matt to get comments from you. I really appreciate it. I'll try to write as fast as I can!

Kimberly さんのコメント...

Umm.. So NO ONE is teasing you about me because Rachel was always so much nicer anyways!! She IS the one who made the "page". I mean are you cheating on me or what! =)

Manami :D さんのコメント...

哲ちゃぁぁ~~~ん!久々に、ふと思い出してブログ見てみたら、ものすごいことになってるね!lol!

まだ全部見てないけど、壮大な幼少時代~青年期の過ごし方だね。なかなかないよwご両親に感謝だねぇ..+'(◕ฺ∀◕ฺ)..+*

そういえば、facebookで検索かけてみたんだけど…哲ちゃん出て来なかった…(-"-; 英語だろぉなぁって思って探したんだけど、哲ちゃんからも探してやって下さいな☆よろしくね~♪

Tetsu さんのコメント...

Manami-chan!!!!

って。。。名字なんだっけ。。。?アハハ。。。
v(^o^)7"

元気してるかな?!まだ空手やってるかな!?!?って。。違うマナミちゃんだったらどうしよう。。。

asktetsu@gmail.comに一本メールちょうだいよ。。。

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