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アドリブでお話作り

2010年8月14日土曜日

どこのMBAプログラムにも、必ずリーダーシップに関しての授業がある。僕もその授業をとった。ある日、外から先生が招かれ、特別講義があった。この先生は、元々劇団の仕事をしていた先生で、人前でも、平常心を持ち、自己表現が出来るようになるための様々な練習法を知っていた。ただ、リーダーシップの授業だから、一応それに関連することじゃないとということで、「チームワーク」を強めるためのゲームを教えてくれた。このゲームでは、まず6−7人の学生がチームとして、教室の前で一列に並ぶ。そこで、先生が一つお題を出して、一人指名する。その指名された学生は、お題に沿って、ストリーをアドリブで作り始めなければならない。そして、ほかの学生は、いつでも飛び込んで、ストリーをそこから続ける。

ここで学ぶのは、大変なときの「助け合い」と「自己犠牲」。ただでさえ、アドリブで物語を考えるのは大変なのに、人前でプレッシャーがかかっているときはなおさらテンパる。殆どの学生は、ストリーを始めてから、ほんの数秒で息切れになる。そこで、ほかの学生がアイデアを持って飛び込んで、助けてあげることがチームワーク。アイデアがなくても、とりあえず飛びこんで、代わってあげるのは自己犠牲。

まあ、チームワークもいいのですが、このゲームは言語習得に使えるのではないかと思った。だって、外国語で会話しようとするときも、同じ心境になるでしょう?一つの話題から始まる会話は、いつ、どの方向に飛ぶか分からない。そこで、緊張している中、外国語を使って話に入り込むタイミングをはかるのは、まさにこのゲームで味わえる感覚。

そこで、趣味で教えている英会話教室で試してみた。

結果:「ドッカン!」

爆笑の渦の中、英語力と想像力を同時に鍛えられる楽しいゲームが出来た。同時になにか他のことも学ぶのも、まさにCLAPでしょう?

いや〜、本当にみんな反応が面白いんだよ!シナリオは思いはつくものの、英語で説明できないときの焦りと悔しさが見事に顔に出るし、とにかく演技でもいいから伝えようとする時の生徒たちは、端から見てるとまさにエンターテインメント。また、シーンとしないように、常にプッシュするので、頭がおかしくなったのではないかと思うようなストリーの流れも出てくる。例えば、白雪姫とゴジラの対決とか、血中に入り込む潜水艦とか。このゲームは楽しくて、いつもリクエストされる。

外国語を教えている先生の皆さん、良かったら、ためしてみてはいかが?

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